2020年10月22日

三権分立(さんけんぶんりつ)とはなんだろう?

三権分立とは、国の持っている権力を「立法権」「司法権」「行政権」の三つに分けてお互いを監視させることで国の暴走をできないようにしようという考え方です。

 

日本では

  • 立法権=国会(ボスは衆議院議長と参議院議長)
  • 行政権=内閣(ボスは内閣総理大臣)
  • 司法権=最高裁判所と下級裁判所(ボスは最高裁判所長官)

という分かれ方をしています。

 

立法権とは

立法とは法律を作ること。

他にも国の予算を決めることや、外国と結んだ条約を承認(ホントにO K)することができます。

立法権は憲法に「国権の最高機関」と書かれている、『国会』によって行使されるので、設定上は三権の中で最強です。

なんで国会が「最高」機関なのかというと、国会だけが私たち『主権者』に直接選挙で選ばれた国会議員によって成り立っている機関だからです。国会議員たちは国会の中で政治のいろいろなことについて多数決で方向性を決めています。

 

 

 

立法権の行政と司法にたいする攻撃方法

国会(立法権)は内閣(行政権)に対しては

  • 内閣総理大臣の指名(誰を総理大臣にしようかな?)
  • 内閣不信任案の決議(国会の言うこと聞かないんなら辞めてもらおうかな?)

裁判所(司法権)に対しては

  • 法律の制定(きみたちの扱う法律は『国会』が決めるよ!)
  • 弾劾裁判所の設置(裁判官を裁判して辞めさせることができる!)

という方法で牽制することができます。

 

行政権とは

行政とは国を統治すること。

国会で決まった法律を実際に運用したり、日本国の代表として外交したり、国の大ボスとして公務員(自衛隊、官僚など)を統率したり、みんなをより安全で快適にするために政策を実行したりできます。

内閣は「閣議(内閣のメンバーで集まる会議)」で決められたことを、国務大臣たちが各省や庁に指示を出して、国の政治をしていきます。

行政権の立法と司法にたいする攻撃方法

内閣(行政権)は国会(立法権)に対しては

  • 衆議院の解散権(協力してくれないなら衆議院解散してまた選挙で国民に直接聞いちゃうもんね!)

裁判所(司法権)に対しては

  • 最高裁長官の指名、ほかの裁判官の任命権(誰を出世させるか決めちゃうぞ!)

という方法で牽制することができます。

司法権とは

司法は法律に違反した人を裁くことができます。

裁判所で法律に当てはめて争い事を解決します。

 

司法権の立法と行政にたいする攻撃方法

裁判所(司法権)は国会(立法権)に対しては

  • 違憲立法審査権(作った法律が憲法に違反していないかを調べられる権利)の行使

内閣(行政権)に対しては

  • 命令・規則・処分などが憲法に違反してないかどうかを審査する

という方法で牽制することができます。

 

まとめ

このように日本は国家権力を3つに分けてそれぞれが行きすぎないように監視させています。ジャンケンのように三竦みにすることで、どれかひとつが強くなりすぎないようにしているわけです。

その仕組みの名前が『三権分立』です。

政治の仕組み