2021年7月9日

【都ファの小池?れいわの山本?】2021年衆議院選挙の見所

2021年7月4日、9月末に行われる衆議院選挙の前哨戦として注目の集まった東京都議選は、事前の予想を裏切り、自民公明が順当に議席を確保したものの都民ファーストの会が大健闘するという結果に終わりました。

この結果は何を意味しているんでしょうか?

また、次の衆院選の争点は一体どのようなものになるんでしょうか?

自民33議席、都民ファ31議席、ノってる小池が国政に打って出る?

東京都議選は定数127議席のうち、自民党が事前の予想の25議席を上回る33議席を獲得して第1党にはなりましたが、擁立候補23人全員が当選した公明党と合わせても過半数には届きませんでした。

原因は小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の予想以上の頑張りにあります。

しかしなぜ都民ファーストの会はこんなにも票を集めることができたのでしょうか?

選挙後のアンケートによると、自民党に投票すると思われていた無党派層の票が都ファに流れてしまっていたことが分析できます。

都民ファーストの党首の名前知ってる?

え? 小池さんじゃないの!?

この流れは選挙前に東京で新型コロナ感染が拡大してきたことが大きな要因に挙げられます。

与党のコロナ対策に不満を覚える人が、与党に投票せずに代わりに都民ファーストに投票したようです。

さらに立憲や維新などの他の野党には『頼りにならない』マイナスイメージがありますが、都民ファーストは特に何もしていないのでコロナ対策についてマイナスイメージがありません。消去法で考えると都民ファーストが無難ですよね。

その上に小池都知事は選挙前に体調不良から入退院を繰り返し、投票日前に完全復活を遂げて、『応援される』雰囲気を作り上げていました点も見逃してはいけません。

選挙前には低調だった都知事人気も、この『小池劇場』で鰻登り。

無党派層はさらに都民ファーストに投票しやすい状況でした。

小池都知事の優秀な政治手腕がわかります。

都知事期間中に豊洲移転に反対した以外にはほとんど実績がないにも関わらず、皆フワッと「小池都知事はなんかすごく頑張ってたっぽい」と思ってますよね?

イメージ戦略が超絶巧いです。

ところでこの小池都知事、ひょっとして衆議院選挙に出馬してくるかもしれません。

政治学者で元内閣官房の高橋洋一氏がユーチューブチャンネルで深く語っているので、興味を持たれた方はぜひ視聴してみてください。

高橋洋一さんが語るように小池都知事は自民党二階派を受け継いで、いきなり与党最大勢力となることを狙っているのかもしれません。

衆議院選挙までもう3ヶ月ほどしか時間がありません。

小池都知事が突然都知事を辞めて衆院選に出馬してきたら、他の候補者は全く太刀打ちできないでしょう。

ついに出陣!山本太郎が国政へ…

9月の衆院選にはれいわ新選組の山本太郎代表が出馬の意志を表明しています。

れいわ新選組といえばMMT理論に基づく経済対策(ざっくり説明すると、日本の景気が良くなるまでひたすら国債を発行して、それを財源に景気対策をガンガン行おう)が特徴です。

その主張はとにかく思い切っていて、尖っています。

どっちつかずな保守層にはあまりウケませんが、一部の層の熱狂的な信者がついています。

「れいわだけが弱者の味方をしてくれる」「山本太郎に任せれば全て良くなる」

煮え切らない政治家言葉を話す他の野党と違って、単純明快に言い切る山本は、現在困っている人たちにとって天から垂らされた蜘蛛の糸です。

しかしその熱心な布教活動が、逆に政治に関心のないマジョリティから遠ざけられる原因になっているのは皮肉なことです。

山本太郎は『弱者の王』

人の感情を揺さぶる優れた演説力があります。

新型コロナウイルスに伴う自粛などで世の中の景気が悪くなり皆の生活が苦しくなるほど、山本代表の熱い言葉に感化されてれいわ新選組は強大な勢力となっていくでしょう。

次の選挙でどれだけれいわに票が集まるかは、ある意味日本の状況を表す指標だと言えます。

山本太郎に注目していきましょうッ!!

自民党は『安倍-二階』軸で見ると面白い!!

『幹事長』とは、選挙の際に誰にどれだけ選挙資金を分配するのかを決定する重要なポストです。

普段「先生」「せんせー」とおだてられている政治家だって、落選したならタダのヒト。

現職の政治家は石にかじりついてだって選挙に落選したくありません。

だから自民党の二階俊博幹事長は平素から絶大な権力を持っているわけです。

しかし最近自民党の二階幹事長の影響力に若干の翳りが見られます。

その理由は、二階幹事長が日本きっての『親中派』であることにあります。

いまや世界の主流は『反中』です。

『反中』を表明するとアメリカから支持してもらえます。

そんな情勢下で安倍前首相が中国の意思に反して台湾に大量のワクチンを送りました。

ドラゴンスレイヤー(『龍を打ち倒す』つまり対中強硬派)路線をとったアベとパンダハガー(『パンダに抱きつく』つまり媚中派)・ニカイ。

今後の自民党は『安倍-二階』軸でみていくと面白そうです。

都議選