2021年8月6日

ガチで総理を目指すため、参議院を辞めた林芳正。次の選挙は山口3区がアツい!!

2021年8月、世間が2度目の東京オリンピックでいろいろ盛り上がっていますが、政治家たちは9月末に予想される衆議院の解散と総選挙を見据えて既に動き始めているようです。

悩める弱者の味方、れいわ新選組の党首・山本太郎師の待望の出馬表明!

何度も党名を変えすぎてもはやどうなったのか誰もわからなくなったN国(現在はゴルフ党?)のトリックスター・立花孝志は今度はどんな奇策をぶつけてくるのか!?

「やる気がないならば、1日も早く政権を渡していただきたい。こちらには準備がある」

と発言して強気の姿勢の最大野党の立憲民主党・枝野幸男代表!!

そして都議選で完璧に立ち回り、政治屋としての有能さを見せつけた小池百合子東京都知事の国政復帰はあるのか…

見どころ満載の衆議院選挙になりそうですが、与党内でも大きな動きがありました。

自民党の林芳正元文部科学大臣(60)が8月16日に参議院議員を辞職してまで次の衆議院選挙に出馬する意向を明らかにしたのです。

出馬を予定する選挙区は林氏の地元の山口3区。

しかし山口3区にはすでに自民党現職の河村建夫元官房長官(78)がいます。

林氏は岸田派、河村氏は二階派のNo.2。

これはこの二大派閥の代理戦争であるわけです。

この対決の結果が今後の自民党の勢力図に大きな影響を与えるだろうことは想像にかたくありません。

お互いに引けないバチバチの闘い

7月15日山口県宇部市での記者会見で林氏は

「この国のかじ取りをしていくため、衆院議員へのくら替えというハードルを越えなくてはいけない」

と発言。将来首相の座を狙うためにはここでやるしかないと宣戦布告。

衆議院の解散権を持つ首相は、衆議院議員でなければダメという慣例があります。

林氏は総理を目指す上でどうしても衆議院議員になる必要があるわけです。

林氏の出馬表明に合わせて地元山口県の自民会派が「林氏支持」の連判状を作成し支持の姿勢を示します。

一方、河村氏も

「党公認として議席を守る使命感に燃えている」

と即座に反応。当選後に衆議院議長就任を狙っているのでこんなところで引けません。

バックについている二階派も同日の会合で河村氏を派閥全体で支援していくことを確認。

地の利を得て勢いに乗る林と、二階派をバックに圧倒したい河村。

バッチバチですね!!

微妙な立場に立っている岸田氏

二階派が派閥を挙げて河村氏を応援するのに対して、林氏の属する岸田派のボス・岸田文雄議員は複雑な心境でしょう。

林氏が衆議院への鞍替えに成功してしまうと、自身が首相を目指す上での強大なライバルになってしまうわけですから…

岸田氏は2020年9月の総裁選で菅、石破と争い菅首相に大差をつけられ2位に甘んじ、2021年4月に自ら候補者を立てて指揮した参議院広島再選挙では野党候補に惨敗。

「選挙に弱い岸田」として自民党内で印象づいています。

林氏が力強く当選すれば、岸田派が林派になってしまうかもしれません。

しかしだからといって支援しなければさらに「選挙に弱い岸田」の印象が強くなってしまいます。

岸田氏にとっては難しい局面です。

キーマンとなるのは安倍晋三前首相

この山口3区の選挙バトルの鍵を握るのは安倍晋三前首相です。

山口県といえば安倍前首相のお膝元。

安倍前首相は前回の選挙では山口4区から出馬して当選しています。

果たして安倍さんは林氏と河村氏、どちらに味方するのか、それとも静観するのか。その動向は読めません。

台湾へのワクチン提供などで親中派の二階幹事長と関係の悪化が囁かれているので、二階派の力を削ぐために林氏の見方をするかもしれませんし、山口県で新しい有力なライバルを台頭させないために叩き潰すのかもしれません。

実は次の次の選挙から1票の格差是正のための改正で山口県の議席は4→3に減ってしまいます。

林氏は若いので、今回の選挙で当選したら次の次の選挙では安倍氏の強力なライバルになるでしょう。

山口3区に注目する際には安倍前首相がどう動くのかに注目してみてみましょう。

まあなんにせよとにかく、注目の選挙区です!!

首相を目指すためにリスクをとって参議院を辞職し再スタートを切ることにした林氏。

しかし上述のように利害関係は入り乱れ、勝算は必ずしも高いわけではありません。

しかし、これはつまり林氏は安倍前首相や二階幹事長にとって脅威を感じさせるような有能な政治家であることの証明です。

当選できるかは神のみぞ知るですが、リスクをとってでも政治家のテッペン(総理大臣)を目指す姿勢は応援したいですね!!

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